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世代間連鎖・エネルギー視点から考える子育て

  

11.叩かれることに慣れている子

 

 

  先日4歳になる息子と一緒に近くのショッピングセンターに行きました。少しだけ、生き物がいるコーナーがあるのですが、そこでのことです。息子はカニと亀とヤドカリに夢中になっていました。近くに3歳くらいの女の子が来て、ヤドカリにさわっていたのを見て、息子は「触ったらいけないんだよ」と注意しました。女の子は何も言わず、側にいたお母さん(たぶん)も何も言いませんでした。しばらくしてクワガタ用の土を手にしたお母さんは、少し離れたところから、「おい!おい!」と女の子を大きな声で呼び、無視している女の子の腕を思い切りぴしゃりと2度叩きました。まだ若いお母さんの、その態度にもびっくりしましたが、どう見ても相当痛いだろうと思われる叩かれた子も、無表情でした。

 

 うちの子供たち(普通に育っていればどの子でも)だったら、あの何分の一くらいの力で叩いたって、泣くか怒るかするところです。一瞬、継母なのかと思いましたが、その後、女の子が他の小動物を指さして話しかけると、お母さんは普通に応対していました。あれではさぞ子どもは混乱することでしょう。

 それにしても、子どもに名前はあるはずなのに、母親が子どもを呼ぶのに、「おい!」はあんまりではないでしょうか。
 この女の子にとって、「自分」とは、「叩かれて当たり前、見下されて当たり前」な存在です。このまま成長していって、自分が「大切な存在」だと思えるようになると思えますか?この子は、このまま行けば、自分がダメな存在であることを証明しようとして育ちます。つまり、ダメな子として育っていきます。


 

 「お前はバカな子だね」といって育てれば、子どもはバカである証明をしながら育ちます。バカだバカだと言って育てれば、バカな大人になるのです。いい子に育てたいと思うのなら、子どもに向かって「バカ」とは言わないことです。

 

 

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