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じゅねさんの子育てマニュアル 

 

49.子育てのマニュアル                           

2005/6/28(火) 午前 10:06

 

 たまごっちの書庫にも子育て感を書きましたが、器械には限界があるけれど、生の子育てには無限の可能性があると思いませんか。

 私の下の妹は病気で障害児になり、私自身も家族も皆心の病にかかりました。幼い子の問題はもちろん、30過ぎてから閉じこもったり働けなくなったりする普通より学歴も高い人の例も数多く見聞きし、16年、家族問題に関わりながら、本当に人間に必要なものは何だろうとずっと考えていました。

 何が元かと言えば、やはり親です。またその親も元はその親です。もちろん、環境もあります。
 日本の古代からの歴史、開国、第二次世界大戦、高度経済成長時代、バブルの崩壊、24時間眠らない町・・・人や社会の意識の急激な変化。誰が悪かったとは言えないでしょうし、犯人捜しをしても、何も解決しません。
 ただ、世界は短期間にめまぐるしく変わったのに、子育ての根本、つまり人が本当に欲するものは何一つ変わっていないのだと思います。真理はいつの時代も変わらない、ということでしょうか。

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 子どもはマニュアル付きで生まれてこないとはよく言いますが、実は、立派なマニュアルがあります。というより、ある意味「子ども自身がマニュアル」、といえるかもしれません。
 
 子どもは親の姿を映し出す鏡といわれます。子どもが人の話を聞けない、というときは、自分が子どもの話を全部否定せずに、何のコメントも返さずに聞いてあげているか、夫や周りの人の話を聞いているかを考えてみればいいですし、子どもが素直でない、というのなら、親が自分の感情に素直であると同時に、自分の親に素直であるか振り返ってみればよいのです。

 誰かに意地悪をしたり、乱暴をはたらくというのなら、親が子供を傷つけるような言動をしていないか、または自分のパートナーや両親や周りの人に攻撃的だったり否定的だったり、傷つけたいと思ったりしていないかをよく考えてみましょう。


 どこかに必ず思い当たることがあるはずです。子どもは親の抑圧された感情、無意識を実現すると言われます。
 子どもがすることに関して、親にまったく思い当たるところがないというのは、まずないことだと思わます。また、実は、親というのでなく、祖父母の代の事だったりすることもあります。それも、別にオカルト的なことではなく、無意識の世界のことが現実世界に再現されることはは精神分析系の本にも書かれているのです。

 子どもが小さいうちは、問題が単純なので、親もよく考えればすぐ思い当たるはずですが、子どもも成長していくと多くの人との関係ができてきて、複雑になってきます。問題の元は巧妙に隠されていき、いろいろなところに転嫁されていて、専門家の手を借りなければ解決しないこともあります。また、もう手を尽くしてもどうにもならないこともあります。
 
 罪悪感と自己嫌悪。何に対してでしょう。

 親が「立派な親として認められたい」という見栄さえ手放すことができるのならば、子育てはそんなに苦しいものではないのでしょう。
そう考えること自体、その親は、自分が「無条件に愛された」経験がない人なのかもしれません。この世に生まれ、存在すること自体を肯定されてきた人なら、そんなことで無理する必要はないのですから。

 ある年齢までは、親が意識を変えれば、子どもは労せずして変わります。小さければ小さいほど即座に。

親がいっぱいいっぱいで苦しければ、子どもも自分の中がいっぱいいっぱいです。人を思いやることなど考える余裕もないでしょう。親がいつも苦しそうな顔をしていれば、子どもは親の不幸の原因は自分にあると考えます。自分も幸せになってはいけないと考えるようになるのです。
 
 ある意味、今のお母さん方は、特に自分だけで抱えすぎです。子どもをはけ口にして自分の欲求不満を解消するのではなく、自分の感情をきちんと見つめて泣いたり、抱きしめたり、誉めたりして、自分の中を整理する必要があります。子育ては、自分の中の何かを子どもに投影して行われるものです。自分の問題が片づけば、子どもに不当に当たらなくて済むのです。

 おいおいに書いていきますが、人を育てるには、脳の発達からいっても順序があります。今の幼児教育の在り方はその辺の順序を間違っていることが多いように思えます。脳にも臨界期というのがあり、その年齢で身につけられなければ、あとからは獲得できないものもあります。つまり、あとからしまったと思っても、取り返しがつかないのです。本当は、赤ちゃんがお腹にいる間に行われるお母さん教室では、その辺をきちんと教える必要があるのではないでしょうか。(教えられる人材が少ないかもしれませんが)

 

  

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