じゅねさんの子育てマニュアル
45.知らないうちに悪い方向へ行ってしまう子育て
2006/3/29(水) 午後 3:08
人の性格形成を考えた時、遺伝的性質、というのがまず関係すると思います。神経質だったり、内向的だったり、社交的だったり、感受性が高かったり、と、もともと持って生まれた体質、性質のことです。
そして、それが受胎、誕生してから、母親、父親、経済的環境、気候、など、生活環境というのが関係します。まず最初の人間関係である母、そして父、との良好な関係づくりがうまくいかないと、後々の性格形成に大きな歪みが出てきます。
お前はダメだ、できない、失敗ばかりだ、悪い子だ、どうしてお前は・・・等の言葉、もしくは言外の態度でそのようなメッセージばかりが与えられていると、子供はいつのまにか、自分がダメであることを証明するようなことを繰り返し、また叱られ、そして、「自分がOKでない人間である」思いを強め、あたかも自分が「ダメな人間」そのものである、というような同一化をしていきます。
この誕生後の環境に、もともとの性質、神経質、感受性が高い、物事を深刻に受けとめやすい、音など周りの出来事に敏感な体質が加わると、状況は深刻になります。
つまり、このように、性質、環境、性格の強化、の、3拍子がそろってしまうと、修正が難しくなるわけです。特に最後の「強化」の部分は、早く気づければ、ひどくならなくて済むとも言えます。20歳も過ぎてしまうと、脳の成長からしても修正がかなり困難になってきます。
子供は、ありのままの自分を親が受け入れてくれない時、自分が「悪い子だから」という結論を容易に導き出すそうです。
「悪い子」の自分が受け入れられないのは当たり前。というのは、「悪い子」をやっていれば「親から受け入れられない」ことも受け入れやすくなるのではないでしょうか。
つまり、何も悪くない「ありのままの自分」が受け入れられないのは耐えられないので、「悪い子だから」という言い訳を自分でこしらえてしまう。と言えるのではないかと思います。
「よい子」である自分すら親から受け入れられないのでは、自分の存在が「要らない」ことになってしまうので、「生存」の危機を感じることでしょう
人は、どうしても親との人間関係を、他の人との関係にも当てはめようとしてしまう。というわけで、何の修正も成されないと、人間関係がいつもおかしくなったり、人が恐くてつきあえなかったり、子供に親からされたことを繰り返してみたり、弱った親、また親の投影である老人を虐待してみたりするのだと考えられます。

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