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じゅねさんの子育てマニュアル

 

23.虐待なのか、しつけなのか                        

2005/12/1(木) 午後 4:16

 

 「子どもを叱る、怒る」事に関し、世間はいろいろなことを言います。虐待と言われるようなことをしていても、親が虐待と思っていなかったり、逆に、外から見てたいしたことなかろうと思うことでも、「自分は虐待しているのではないか」と思ったり・・・


 

 親の都合で怒っているかどうか、とか、叱るのはいいけど怒るのは良くない、とか、いや、人間なんだから怒ってもいいのだ。などいろいろありますが、今回はちょっと違った視点からお話ししようと思います。


 

 子どもが怯えてしまうほどひどく叱ったり、怒ったり、叩いたりというのは、もちろん虐待の範疇に入るものだと思います。それが例え一度きりのことであっても・・・。震え上がらせるのは、一度で充分なのですから。


 

 虐待家庭の中の一つの特徴として、「一貫性または関連性のない叱り方・怒り方」があると思います。「子どもがしたこと」に対し、ある時は許して、ある時は叱る、というようなものです。親のその時の機嫌次第で怒られたり、怒られなかったりしていると、虐待家庭でなくても子どもの認識は歪んできます。


 

 虐待家庭では、「烈火のごとく親が怒る」ということが、突然起こったりします。
例えば、普通だったら、子どもが何かしても、親の方で、ここまでだったら許すけど、ここから先は許さない、という基準がありますよね。子どもも、「ああ、ここまでだったら親が怒らないな」とか、「そろそろ危ないからこの辺にしておこう」とか、それにプラスして、「今日は機嫌がよさそうだからもう少し平気かな」とか、「いつもはこのくらい平気だけど、今日はお母さんの機嫌が悪かったからまずったな」とか、だんだんに学習して限界点というものがわかり、自分がしてもいい範囲というのを覚えていきます。その前後に「その時の親の機嫌」などの遊びがあることも覚えていくことでしょう。


 

 ところが、何もしていないのに、突然親が怒り出す、ちょっとお箸を落としたくらいで殴られる、などのことが起きるかと思うと、かなりいたずらをしてもにこにこされたりする。そんなことが日常繰り返されると、子どもは訳がわからなくなります。自分がしても許されること、してはいけないことの範囲がまったくわかりません。裏を返せば、いつ、どういうときに、なぜ 親が烈火のごとく怒るのか、自分を殴るのか、そういったことがわからないので、常に緊張を強いられて、びくびくしていなければなりません。突然夫婦げんかが始まったかと思うと、お母さんが出て行って一晩帰らない、ということがしょっちゅうあったなら、小さな子は、どんな気持ちでしょうか。



 

 そこまでの家庭はそれほど多くはないと思いますが、「時によって許すけれど、時によって許さない」という、一貫性のない子育てをしていると、約束や時間を守れなかったり、集団生活で大きなズレを感じたりすることになります。また、我慢ができない子は、こういうところにも原因があるようです。


 

 しつけは、「家庭内のルールを守らせる」ことだそうです。だから、挨拶を必ずする、とか、自分のものは自分で片づけるとか、テレビは何時まで、とか、そういうことを、毎日毎日、身に付くまで繰り返すのがしつけ、ということになるかと思います。


 

 特に、絶対に守るルール、ということを、1つか2つ決めて、それは何があっても譲らない、というのが良いらしいですね(それすらなかなか難しいですけれど)。 

 

 

 

 

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