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じゅねさんの子育てマニュアル  

  

2. どうしていますか?「あれ買って」                   

2005/10/9(日) 午前 11:15

 

 

 町には子供の目を引くような物がいっぱい。子供はいろいろな物をほしがりますよね。どうしていますか?

 これも、基本は、買えるものなら買ってあげる。です。

 本当に欲しい物が手にはいる、ということは、心を豊かにしてくれます。うんと高価な物は、例えば誕生日とか、クリスマスとか何かのお祝いとか、そういうときに買ってあげるのもいいかもしれません。でも、その時「旬」のものってありますからね。

 何でも買ってあげるのは良くないと思いますか?

 実は、このことと関係が深いのが、「欲求のすり替え」です。他の欄のコラムで書きいた、実際に見た例ですが、あるお店に生地を買いに行きました。ちょうど新入園、新入学の時期で、多くのお母さんが子供を連れて手提げ袋の生地を買いに来ていました。子供は○○レンジャーの生地をほしがっていました。お母さんは、「もう○○レンジャーは終わったのよ。今は△△レンジャーでしょ。もうやってないんだから他のにしなさい」また、「△△レンジャーだけはやめてちょうだい。ママ、あれだけは許せないの。他のにして!」という声が聞こえてきました。子供はなかなか譲ろうとしませんが、母はもっと譲ろうとしません。
 また、例えば小学校に上がるのに学習机を買いに行くとします。子供は何かキャラクターのものを欲しがっているのに、親は、機能的な物、シンプルな物、長く使える物を選びたいとします。「この机の方がいいわよ。これだったら、大人になっても使えるのよ。キャラクターのはきっと飽きちゃうわ。その時後悔しても遅いのよ。よく考えてご覧なさい」

 こうした親を前に、自分の主張を通せる子は健全です。が、たいていの場合、こういう親の元で育った子は、親の要求をのむように訓練されています。なぜなら、似たような小さな事件は日常的にあり、もしその後で何か不都合が出ようものならその後に脅し文句が待っていることを知っているからです。「だからあのときお母さんが言ったでしょ。」

日頃の訓練の成果はこういう時に発揮されます。
 子供は、「わかった。こっちの机にする」と言うかも知れません。でも、自分が欲しい物は違うのです。あとで、「やっぱりあっちの机が良かったのに」とつぶやくのを耳にした親は言います。「だって、あなたが最終的に選んだんでしょ」最後通告です。
 自分が欲しい、正しいと思った物はすべて拒絶され、否定される。だったら、最初から親のいうとおりにした方がいい。小さな欲求不満は心の奥底に溜まっていきます。そして、こんなことを繰り返していくうちに、子供は本当に自分が欲しい物がわからなくなっていくのです。

 また、子供があまりにも物を欲しがる時、それは、本当は別の物が欲しいことがあります。親の温かい注目と愛情です。その飢えを、物で満たしたいと思うのです。だから、心が十分に満たされている子は、それほど物に執着しないでしょう。

 日常的なお菓子とか、少額の買い物なら、1回の買い物で1個だけと決めて買ってあげても害はないどころか、却って、いつでも欲しい物は手にはいる、という安心感を子供に与えるのではないでしょうか。

 自分が子供だとして想像してみましょう。いつもいつも自分の欲しい物が手に入らないという経験を積み重ねると、卑屈になってくると思いませんか?そして、一度手には入ったら、いらないものでも二度と手放すもんか、と思うようになるのではないでしょうか。

 あとは、ベースとして、パートナーがいるのなら、方針をしっかり決めておくことです。こういう時、ママが駄目と行っても、パパはこういう時は買ってあげてもいい。とか、親はこういう時しか子供に買ってあげないことにしているけれど、おじいちゃん、おばあちゃんには、買ってもらっても良い(暗黙の了解)など。一貫性を持つことは大事なことです。

 でも、やっぱり一番大切なことは、子供が本当に欲しい物を親が与えられているか、自分を振り返ってみることだと思います。

 

 

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