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「私」に気づく基礎講座  

8.地に足をつけて考える

 2005/10/21(金) 午前 10:21

 

 今、世の中には心理的問題の解決のためにたくさんの手法が紹介されています。心理カウンセリング、心理分析、家族療法、交流分析、ヒプノセラピー、前世療法、TFT、森田療法、エネルギーヒーリング、などなど、数え上げればきりがありません。

 考え方もいろいろあり、どれが一番とはいいきれないと思いますが、私自身が問題を乗り越える上で一番自然だと思ったのが、やはり親子関係の問題にじっくりとりくむことです。人は誰しも母の胎内に宿って10ヶ月を過ごし、そこから生まれ出てくるのですから、その影響は計り知れないものがあると思われるからです。

 ただ、この考え方は少しマイナーなものでもあります。というのは、人は誰も自分の親を責めるということに抵抗を持ち、そんなことは罰当たりですることは許されないと考えられているためで、実際、こうしたことをメインにされている先生方は、各国で世間からの誤解と非難を浴びてきましたし、これからもそれは続くことでしょう。

 それを承知の上で、私はやはり取り組むことにしました。幼いころ抑えられ、無意識の中に埋もれてしまった怒りは、決してそのままで終わることはないのです。軽いものは自然に解消されるということもあるでしょうが、そうでないものは、意識的に解消しなければ、結局自分より弱い存在へ向くことになります。人間関係のトラブル、夫婦の不和、嫁姑、児童虐待、老人虐待、皆同じ問題から発していると言えるでしょう。

 世間では、たとえ自分がおかしいと思っても、誰かに相談すると、ほとんど誰もが「あなたのところは大丈夫よ」と言うでしょう。誰も本当のことなど言いませんし、常識的な範囲でしかわからないともいえます。
 私だって、周りにいるお母さん方に対して、「子供にそういう接し方をしていると、将来こういう問題が出ますよ」とは口が裂けても言いません。相手から相談を受ければもちろん、それなりにじっくりと向かい合って話しをするということはするでしょうが・・・。

 だから、やはり自分が何かおかしいと気づいた時には、自ら答えを探そうとする努力が必要になる、と私は思います。
 家族のカウンセリングや依存症などの病気では、本人が行かなければ受け付けてもらえません。家族の誰かが精神的に病んでいる時、それは、その家族全体の病であることがほとんどです。気づいた人が始める。そして、気づいた時から変わっていきます。
 周りが変われば、また本人も変わるものです。時間はかかるかも知れませんが、取り組んでみませんか?
 

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