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エリート回復者からのメッセージ

 9.今の課題〜すでに連鎖されたもの                    

2005/9/25(日) 午後 9:06

 

 私の目の前の課題。それは5歳になる息子のことです。
「アイス食べていい?」「ご飯食べてからね。」「R君(自分のこと)なんて、どうせ何もかもだめなんでしょ!」と部屋の片隅にいって泣き崩れます。いちいちこの反応が出るのです。

 自分が渦中にいると、巻きこまれてなかなか冷静に見られません。
今日は世代間連鎖のセミナーに参加しました。「それは、今目の前に起こっていることに対する反応じゃありませんね」と先生が一言。

 そうなのです。

7歳の長女が生まれた頃、私は子供を「可愛い」というより、異物と感じました。心の底から可愛いと思えないことを見透かされているようで恐かったのです。ですから、その感情をごまかすために「この子って本当に可愛いね」とよく口にしました。

 

 「この子の母親は私しかいないのだ。私はこの子にとって、唯一無二の存在なのだ、私は生きていてもいいのだ」と突然感じたのは娘が生後6ヶ月の頃。それから娘に申し訳なかったと謝り続けましたが、娘はなかなか私を受け入れてくれませんでした。

 娘がしっかりと私を見つめるようになるまでに、6ヶ月はかかったでしょうか。長女である私の虐待の矛先は、同じく長女である彼女に向くだろうと予想していた私は、長女に対して細心の注意を払いました。幸い、身体が小さく、甘えん坊の娘は保育園でも大変にかわいがられ、周りのお兄さんお姉さんからもお姫様のように扱われました。
愛され、受け入れられば、それだけ人も愛せるようになれるのは本当だと思います。今のところ、娘は、どこへ行ってもそれなりに受け入れられています。
 
 2年後に生まれたのが男の子だったとき、父を受け入れられない私は、「男の子」を受け入れる自信がありませんでした。でも、男の子を授かったことは、自分でもびっくりしたのですが、思っていたより嬉しかったのです。半年後くらいに、なぜかしばらくの間息子に対する興味が薄れていたことはあったのですが、それ以外は本当に子どもってかわいいと思って育てていました。

 上の子に少し言葉の遅れがあって、とにかくそのままを受け入れることに集中していたので、息子に対する注意がおろそかになっていたのかも知れません。いつの間にか息子は、「お姉ちゃんの方が大事なんでしょ」という生き方をするようになっていました。

 

 大の字になって眠る娘と、捨て犬の子のように指をくわえて胎児のポーズをとって眠る息子。息子に対しての方が心から可愛いと思え、一生懸命抱きしめて育てたつもりなのですが、目の前の彼を見ると、何かが違っていたようです。

 やはり、親側の思いではなく、受け取る側、子どもの受け取り方の問題なのですよね。
 

 うかつだったことに今日気づきました。堂々としている娘の目の中でなく、私はどこか「どうせ僕なんか・・・」という息子の目の中に自分を映し込んでいました。私はいつの間にか息子に虐待されていた自分を重ねて、自分が感じていた苦しい思いを息子に再体験させていたのかもしれません。いたずらをしたとき、息子に対して発していた無言の否定的メッセージや冷たい視線、眉をしかめて深くため息をつく、など、息子はいつも「何だかわからないけれど自分が悪いのだ」という「理由なき罪悪感を抱く」ようなメッセージを受け取り、受け入れていたに違いありません。


 そして、父を受け入れられるようになって、解消されていたと思っていた、私の男性に対する憎悪の気持ちはまだ残っていることにも気づきました。それは、自分の受けた痛みと怒りを表現することが許されなかった事に対する、「身体が覚えている」怒りです。
 それは、息子が不意に私に何かしら痛いことをしたときに、身体の奥底から反射的に湧き上がってくることにも気づきました。つい先日もそういうことがあり、自分でもとまどうくらい、思い切り息子を叩いてしまったのです。
 言い訳がましく述べておきますが、普段、腹が立ったとしても、私はまず子供に手をあげるということはしません。ちょっとくらい息子が私に痛い思いをさせたとしても、やり返すわけでもありません。ただ、(いままでだって数えるほどしかないにしても)何だかわからないが、「時に」異常なくらいの反応がでることがあるのです。その時、私にわき起こってくる感情は、「憎悪」であり「爆発的な怒り」です。



 今、私の中で動いているものがあります。今まで意識上に上ってこなかったことが、出てきているので、過剰な反応をしているのかも知れません。これに対しては、今日夫に話して協力をしてもらうつもりです。

 まあ、そうはいっても、息子はそれなりに健康には育っています。白に近いグレーゾーンと言うべきでしょうか。親に文句をいい、親が間違えば堂々と指摘し、活発に子供らしく、それなりにのびのびと生きています。 

 すでに連鎖されたものをこれからどう修正していくか。まずは一番影響力の大きい母親である私の意識を変えていくことが第一なのでしょう。しまったと思ったら、気づいたらそこで修正をする。その積み重ねです。ある程度理解できる年頃になったら、私に起こってきたことを話して聞かせる必要も出てくるでしょう。

 0にすることはできなくても、放っておけば−100になってしまうものを、とりあえず−10くらいで止めることはできるはずです。そしたらまた次の手だてを考えればいいのではないでしょうか。完璧にしようと思わないことも大切なことだと思うのです。

 

  

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