エリート回復者からのメッセージ
6.最近思い出していること
2005/9/24(土) 午前 10:52
どうしても思い出せない記憶、母とのことです。先月の世代間連鎖セミナーで、自分が幼いころ、赤ちゃんの頃のことを思い出すというイメージワークを行いましたが、母の胸に抱かれるイメージは、決して私にとって安らぎでないことに気づきました。でも、今まではそのことすら出てこなかったのです。
赤ん坊の私を見つめる母の顔は険しい。
私は肩の辺りが緊張し、息が苦しくなる。感じるのは、ただただ拒絶感です。 途中でその顔を父に変えてみました。ぱっと私の中に血が通うのがわかりました。あれだけ私を追いつめた父であるにもかかわらず、私の身体は父の腕の中での安らぎを覚えているのです。父は私が生まれたことを何より喜んでいたのでしょう。子供みたいな人だから。私を腕に抱く父は満面の笑みなのです。
母に変えてみる。やはり私の中の何かは凍り付く。息をするのを忘れるくらい。
私はいつの頃からか、顔の前をふさがれるのが苦手です。呼吸ができない、苦しい、という何とも言えない恐怖感に襲われるのです。好きな相手に抱かれているときでさえ、それは我慢できないくらいです。
乳幼児期の記憶をたぐるため、母に聞いたこともありました。「私の首を絞めようとしたり、何かで鼻をふさいだりしなかった?(かなりストレート)」意識して私を虐待した人ではないし、まったくそんな覚えはないといいます。ずーっと謎だったのですが、やっとそれは解けました。母はきっと、どこかで私を拒絶していたのでしょう。母は幼いころ長く親元を離されています。母は、親に向けられない思いを、私に向けたのでしょう。私はそれを拒絶と受け取ったのだと思います。
母性を持つ前に母になった私の母は、私が赤ん坊の時、あまり泣くのでつねってみたり、そうすると余計に泣くので自分も泣いていたといいます。父は、仕事に情熱を燃やし、子供が泣いたり騒いだりするのを嫌いました。母は、夜中でも赤子を負ぶって外に出ていました。ごく幼いときの記憶として、父が母や私たち子供に向かって「泣かせるな!」「騒がせるな!」「うるさい!」と怒鳴っていたのを良く覚えています。 こうして今思い出しているときも、呼吸が浅く、息苦しくなるのを感じます。記憶にはないが、身体は覚えているのですね。
私はあまり泣きません。泣けないと言ったらいいのでしょうか。泣いても、いつまでもなくということはなく、とちゅうで感情が止まってしまうのです。軽い退行催眠を受けたことがあるのですが、感情が途中でストップしてしまい、やはりそのことは相当根深いようだと指摘されました。 赤ん坊が泣くことを許されず、幼い子供が騒ぐことも許されず、そのことでいつも緊張と恐怖を感じていた。私が何も感じないようにして生き延びたであろうことは容易に想像がつきます。
ここまで鮮明に意識上に出てきたということは、ようやっと私がそこを受けとめられるようになったということだろうと思います。
「回復はタマネギの皮むき」。その通りでだと思います。どこまで行けるかはわかりませんが、今はこれで十分だと受け入れ続けるだけです。

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