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エリート回復者からのメッセージ

25.怒りの気持ちを吐きだしてから・・・

 2006/1/22(日) 午後 5:54 

 

  もう少し前、目の前の父の態度に刺激されたのか、眠っていたらしい怒りがこみ上げてきました。

 母や妹に気持ちを話し、受け入れてもらい、そして、正直に自分の中の気持ちを受け入れたことで、自分の中で何かが終わった・・・らしい。

 土曜日に用事で実家に行ったら(毎度のことですが)、父が、私の顔を見るなり目を見張って、「お前は誰だ?」と言いました。弟が夏に実家に帰ってくる前は、それなりに私にも優しさを見せ始めた父だったのですが、弟が帰ってきた途端に、態度は変わってしまいました。憎しみに満ちた目で私を見ています。だから、さすがに腹が立ったりしたのですが、今回は、バカバカしくて笑ってすませました。

 日曜日に息子を連れて実家に行きました。息子は、「うるさい!」と怒鳴られたり、無視されたりといろいろあって、「おじいちゃんなんて嫌いだ」と言いながらも、興味はあるらしく。回りをうろうろしてました。

「根性あるなぁ・・・」と、わが子ながら頼もしく思います。「おじいちゃん、年取ってあんな風になっちゃったんでしょ?そうなる前に会いたかったなぁ・・・」
 そうだよね。あなたには全く落ち度はないのに。ごめんね。

 突然、母の私を呼ぶ声に行ってみると、父が湯船の中にある腰掛けに座りそこね、母が一人で父を支えています。しかたないので一緒にひっぱりあげました。
 こういうときには、私の手も借りざるをえない父は、結構無念の思いがあるのかもしれません。
こっちはちょっぴり優越感・・・かな。

 近くにいてまたお互いに腹を立ててもしかたないので、父とは最低限のお付き合いにしています。以前カウンセラーにも言われました。「盆暮れの挨拶、新年の挨拶、そういうときに表面上だけでも上手につきあえるようになれば、それで十分なんじゃないですか?」

 私もそう思います。親子であって分かり合えないことは悲しいことではあるけれど、現実の世界で仲直りできないからと言って、別に、父が心底私のことを憎んでいるわけではないのです。
ただ単に、「父の理想に描いた、思うとおりの私」にならなかった、というだけのことなのですから。

 僧侶である夫は、「人は、死ぬ時に皆悟って死ぬんだよ、最後の時に気づいて死んでいくんだ」といいます。
 父は、自分の言うとおりに子どもが生きていれば、子どもは幸せになれると信じていました。子どもの幸せを何より願っていた父なのだと思います。だけど、私は違う道を選んでしまいました。父にとって、父の規範に入らない私は不幸なのです。自分の力なら幸せにしてやれると思っていた父にとって、今の私を見るのはつらいことなのでしょう。父の「望まない結果」を見せつけられていることになるのですから。

 父は、仕事では素晴らしい結果を残しているのに、家族や子供たちが思い通りの結果にならなかったことに対して、自分の人生を失敗だったと決めつけています。
 でも、父の人生の失敗上に、まだ未来ある私たち4人の子どもの人生まで失敗だと決めつけるのは止めて欲しいと思うのです。父の人生と、私たちの人生は、全く別のことなのですから。

  

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