エリート回復者からのメッセージ
23.力の逆転(思い編)
2006/1/4(水) 午後 2:44
2日に子どもを連れて実家に行ってきました。当然父はこちらを無視です。子供たちが、「おじいちゃん、あけましておめでとうございます」と言ったって、まるっきり無視。
母方の祖母が隣に住んでいて、これがまた父の気に入らないのですが(実際は向こうの隣にこちらが越してきた)、「あいつらは、○○(母の旧姓)のひ孫か?」と父。「あなたの孫ですよ」と母(苦笑)。「あいつらはどうせろくな人間になどならん」
まあ、延々と実家ではこのような会話が繰り返されています。受け入れられない父を気の毒に思いますが、やはりあの態度を見れば、私だって当然腹が立ちます。まあ、その日は背中に向かってあかんべーをして帰ってきたのですが。
それでもおじいちゃんにわざわざ「さよーなら」を言いに行く子供たちが愛しくもあり、不憫でもあります。この辺は、以前から「あなたたちが悪いのではない。おじいちゃんが病気なのだ」と言い聞かせています(父以外の家族ぐるみで)。多少の歪みは出るかもしれませんが、後々またフォローもできるでしょう。
で、昨夜ふとお風呂につかりながら思いました。今、父はもうよたよたです。下の世話はすっかり母に頼っているし、すっころがったら自分で起きることもできません。本当に憂さを晴らそうと思ったら、簡単なのです。突き飛ばして父を足蹴にし、「悔しいか、惨めだろう?お前はずっと私にこういう仕打ちをしてきたのだ。思い知ったか、ざまあみろ!」とやってみたい思いもふつふつと湧いてくる・・・(-!-;)y。
泣いて悔しがる父を見たら気持ちが晴れるだろうか?
・・・そういう部分もあるかもしれない。
でも、やはり私はそれをしないでしょう。それをしたら、同じ所まで自分も落ちてしまうのです。私はそういう生き方をしたくはない。思うことと実行に移すことは、まったく別のことなのです。
思っただけで罪、そういう考え方もあるとは思います。でも、思うことまで抑圧してしまったら、やはり何かあった時にそれは止まることを知らなくなるでしょう。
やり返してやりたいと思った。だけどやらなかった。 というのと、 やり返してやりたいと思った。そして、やってしまった。
のでは、大違いです。
私の場合は、「ある人」にその思い、他の人には知られたくないような思いを綴って吐き出す。という方法があります。自分がしたいということを克明に書き出し、その心情も、奥に潜んでいるものも、自分の言葉で、表現でしっかりと書き表すのです。 そうすることで、自分の中でいろいろな感情が、整理され、落ち着くべき所に落ち着いてきます。
多くの縁があって、この世にはある一定の法則があること、エネルギー的な視点から考えること、ホリスティックな視点で考えることなどを学んできました。どの考え方も、共通しているのは、見える世界も見えない世界も、一つながりである、ということです。なにやら宗教めいて聞こえるかもしれませんが、日本は古来、そうした思想の元でずっと来たのだから、目に見えるモノだけを信じるようになってからの方が、歴史は浅いのではないでしょうか。
子供たちの気持ちを足蹴にしてきた父は、今は自分の足で歩くこともままなりません。家族に暴言を吐いてきたその口は、今はろれつもよく回らなくなってきました。
父は、身体のしっかりした人で、本当ならばこんなに衰えてしまうことはないのだと思います。絶望、落胆、後悔、そんな思いが彼の心も身体も蝕んできたのでしょう。 父にとって、父の思い通りに動いてこなかった他の家族が幸せになることはあり得ないことで、許されないことなのです。だって、みんなが幸せになってしまったら、父の考えは間違っていたことになってしまうから。
でも、敢えて私は父の希望通り不幸になるのではなく、幸せになる道を選びます。植え付けられているその不幸の種を取り除くのは大変難しいけれど、父の期待を裏切って幸せになって良いのだ、という許しを自分の中にしっかりと持てるようになるように、進み続けると決心しました。
私、そして妹も弟も、幸運なことに親を殺したりはしませんでした。殴り返してケガをさせるということもしませんでした。 でも、間接的に親に仕返しをしてきたのかもしれません。私たちの人生がスムースに運ばなかったという点で。
だから、今子育てをしている方たち、そして、今、子供たちが働かない、閉じこもっている、問題を出している、という方たちには、もう一度よく考えて欲しいのです。
力の逆転は必ず来ます。支配されていた者は、支配し返します。虐げられてきた子どもは、親が老いたら虐げるでしょう。力や権力で支配しようとしてきたなら、やはりやり返されるのです。あらゆる形で、それは、直接的な暴力でなくても。
小さい子どもがいるならば、今自分がしていることを、自分が老いて動けなくなった時に、同じようにされても良いかどうか、シミュレーションしてみてください。

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