エリート回復者からのメッセージ
22.親との問題を解決する
2005/12/18(日) 午後 2:42
16年間やってきたことは、ほとんどそこだけでした。
自分に何が起こって、どういうことを親からされてきたのか。そして、それは本当に必要なことだったのか、私はそんな仕打ちを受けるべき人間だったのか。
根拠なき罪悪感、自己嫌悪、恨み、妬み、嫉妬、羨望、卑屈、自責感、恥、自己卑下、虚栄、プライド、傲慢、空威張り・・・今並べてみても気持ちが沈みそうな、どうにもならないマイナス感情の悪循環の中で、どうやってもそのヘドロから抜け出せないいらだちとあきらめ。そんな中からどう自尊心を持って生きていくことができるのだろうか。当時は予測もつきませんでした。
幸い、巡り会ったカウンセラーは、この道の優れた専門家でした。長年お世話になったけれど、もう少し前に、「卒業にしましょう」という言葉を頂きました。その時は、まだ母との課題が少し自分の中で残っていたのだけれど、機会があって、その課題も少しずつこなせつつあります。
先日世代間連鎖のセミナーで越えた母とのワークで、本当は、母に文句をいい足りない、というところ があったのですが、日が経つに連れて、自分の中の何かが消化できてきたような気がします。
というのは、子どもに対して、夫に対して、腹が立つことが格段に減ってきているからです。
特に子どもに対しては、あまりにうるさいのでこちらもカッとする、という、人間として当たり前の感情は出るにしても、以前のような、瞬時に爆発的に怒りを覚える、ということはほぼゼロなりました。
夫に対しては、まだ「母のように私を全面的に受け入れて支えて欲しい」というのが残っているので、つい言いたいことを言ってしまうことがありますが、それでも、言うよりも相手の話に興味を持って耳を傾けることが苦でなくなってきました。
今までひっかかっていたことにもひっかからなくなってきました。
自分の中に住み着いている「親」のイメージを変える。これが、大切なのだと思います。 コミュニケーションを潤滑にさせるためには、確かに有効なテクニックがあるし、それを学んだり、教わったりすることはとても役に立ちます。
でも、相手を変えることはできないので、ひたすら自分の受け取り方を変えていく以外に方法がありません。いえ、自分が変われば相手が変わるのだから、自分の問題に取り組んでいさえすれば、いつの日か周りの環境が変わっています。これは、自分の人生は、自分で責任を取る、ということに通ずると思います。
子どもは、「自分で自分の人生に責任をとれるようになりたい」と思っているのだそうです。私のように責任を取ることができないで、または、それを止められて来た人には、自分で責任を取る、という選択を続けていくことで、自尊心を取り戻すことも可能です。「重症です」と言われていた私だってあきらめずに続けていればここまで来られたのですから。
「あの人の場合は○○だったからできたのよ」
「私には△△がないから」。
弱音を吐くことは悪いことではないけれど、そこにとどまるかどうかは自分で選択している、ということに気づけたらしめたものです。あなたの人生は、誰も代わりに歩いてくれません。「今までよく頑張ったね、今度はあなたが幸せになる番だよ」と言ってくれる白馬の王子様も来ることはありません。 起きてもいない最悪の結果を考えてそのまま年をとるか。それとも、とりあえずできることをして前へ進んでみるか。
やりはじめたら止めない。立ち止まって、後ずさりをしてもいい。でも、また、前に歩こうとすることです。本気で取り組んでいれば、手を差し伸べてくれる人も現れるのです。
「責任」という言葉は重いかもしれません。でも、自分にわき起こってくる感情を受け入れその責任を取る、認めたくないようなマイナスのものでも自分の大切な感情だと認める、自分のしたことの結果を受け入れられる、責任を取れる、ということができるようになると、自分の人生が自分の元に還ってくるのは確かです。今までの、脇役の人生ではない、主役の人生が。
確かに否認していた人生と違って、苦しいことも全面的に体験しなければなりません。でも、生身で生きている、と感じられるあの充実感を体験し、自分に乗り越えられる力があると気づけるようにようになったなら、たぶん、前の生活に戻りたいとは思わないのではないでしょうか。

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