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被虐待ネコと私

 

9.Bちゃんの試験?

2005/6/1(水) 午前 9:32

  

 Bちゃんは、一応私になついていた。そりゃあ、餌もやるし、構ってやるし、タマもAちゃんもいないわけだから、Bちゃんにとって、私だけが相手になったのだから当たり前かも知れない。

 Bちゃんは後ろ肢のバネが強い子で、食器戸棚の上に一はねで飛び乗るほどだった。すなわち、キック力が素晴らしかった。また、タマの産んだ子供たちは皆真っ白だったので、父ネコも白だったのだと思う。それも、少し毛足が長くて、大きいネコ。Aちゃんも、Bちゃんも、中ネコぐらいのときにはもう親より大柄だったから。
 何より、爪がとても長く、鋭かった。まさに凶器である。
Bちゃんを構うとき、まずは頭と身体を撫でる。そうすると、少し興奮してくる。まず、手にかぷっとかみつき、それから前肢で抱え込み、同時にキックを放つ!( ̄□ ̄;)!!
 本人は遊んでいるつもりなのだろうが、私に対しては、親と勘違いしているのか、手加減というものがない。当然手は傷だらけである。

  さすがに「痛いっっ!こら!」と手を振り上げると耳を寝かせて動きが止まる。やり続けるときはあまりに痛いので、さすがに少しお尻のあたりを叩いたが、たいていはそのまま「よしよし」と抱きしめた。そうすると、Bちゃんは安心するらしかった。

 気に入らないとおしっこをするのも相変わらずだった。躾の問題ではない。わざとするのである。後始末をする私をじっと見つめているので、いつも「おいで」といって抱っこしてやった。ごろごろと腕の中でのどを鳴らすBちゃんは、満足そうだった。虐待されて育った子どもと同じである。どこまで許されるか試していたのだろう。

 まだこの頃は、真冬でも夜、私の布団の中に入ってくることはなかった。

 

 

  

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