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被虐待ネコと私

  

5.3匹のネコ

2005/5/27(金) 午前 10:14 

 

 親玉、A玉、B玉との生活は大変だけど楽しかった。慎重派のタマは、子どもをなかなか外へ連れて行こうとはしなかった。慎重というのか臆病というのか、掃除機をかけると、小さな仔玉たちが棚の下に隠れるのだが、タマはしっかりとその後ろに入っていた。ほとんど、子猫を盾にしている感じだ。

 トイレトレーニングは順調とは言えなかった。できないわけではないのだが、気に入らないと、3匹とも(子猫だけならまだしも、親まで!)所構わずおしっこをした。狭いアパートで欲求不満もあったのだと思う。
 3ヶ月ほどたった頃だろうか、友人はタマたちを連れてアパートに帰った。ほっとしたのもつかの間、やはり気になって友人宅へ見に行ったりしたのだが、その頃は虐待をしているとは気づかなかった。
あとで聞いたところによると、やはり布団の上などにおしっこをするので、怒って壁に投げつけたりしていたらしい。3匹とも雌だったので、とりあえず去勢手術をしなければ、ということになり、私のアパートに戻ってきた。
 でも、1度私に捨てられたと思ったのだろう、3匹ともちょっとよそよそしかった。その上、手術をしたので、なおさら人間に警戒を抱いてしまったらしい。

 その後、6ヶ月を過ぎた頃だろうか。(ネコが友人宅とうちを行ったり来たりしたので、うちにいた時期が何ヶ月くらいだったのか、時期的なものは確信がないのだが、とにかく6ヶ月過ぎるまでは子猫2匹は外に一歩も出ることはなかった。)ある日、タマは外から帰ってくると、玄関のところでにゃーと鳴いた。すると、仔玉たちが一緒に外に出て行ったのだ。
 これはとても印象的だった。それまで、一度仔ネコを抱いて外に出たことがあるのだが、もう体は大きくなっているのに、腕の中でおびえて震えていたのだから。

 

 

 

 

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