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被虐待ネコと私

 4.ネコの子育て

 2005/5/25(水) 午後 8:43 

 

 タマにとって、初めての出産だったと思う。どう見ても、1歳にまでもなっていなさそうなネコだった。あまり若すぎると、動物でも子育てがうまくいかないので少し心配だったが、そんな心配はよそに、タマは順調に子育てをした。とても頭のいい優しいネコだった。餌をやると、子供たちが食べ終わるまでじっと待った。これは、子供たちがかなり大きくなって、華奢なタマよりサイズが大きくなっても変わらなかった。親は子育てのためにここまでやるのか、という感じだった。

 

 とはいえ、親の力は絶対だ。これは人間世界とは違う。AちゃんもBちゃんも、タマには絶対服従だった。特にBちゃんは、気が強く、けんかっ早くてバネもあったのだけど、はっきりいってあまり強くなかった。だいたいけんかというか、じゃれつくというか、しかけるのはBちゃんなのだが、まずAちゃんの方が強かった。タマは黙ってじゃれついてくるに任せていたが、うるさくなったり、痛くかみついたりと、目に余る行為があった場合、すらっとした前足で子猫の顔をぱしっと叩いた。すると、身体のサイズの大きい子猫たちも、耳を寝かせてシュンとするのだった。

 

 

 

 

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