被虐待ネコと私
26.最後の冬
2005/6/21(火) 午後 3:08
Bちゃんは、今年に入ってから随分弱ったようだった。
毎朝早くから、自分のベッドを作れと騒いではいたが、以前は、Bちゃんを押し入れに入れてやるとじゃれて(?)かみついたり、キックしたりしたのが、しなくなってきた。時折窓に近づいて、外に出たそうなそぶりはみせたが、実際にだしてやっても嫌がってすぐに戻ってきた。
陽が出ているときは、ずっと窓際のCDデッキの上で日向ぼっこをしていた。
夜は相変わらず律儀に私たちが寝床へはいるまで待っていて、見てもいないのに、なぜか音を立てずに布団に入っても、入った途端に押し入れから出てきた。いや、入る直前というのか、さ、いざ寝ようと布団に倒れ込むと、何か感触がおかしい。 必ず枕の上にBちゃんが陣取っていた。今寝ようとしたときにはいなかったはずなのに・・・。それも枕のど真ん中。「とーぜん」「ここは私の場所よ」と言わんばかりだった。 あれはBちゃんの生き甲斐だったのだろうか。
今年になってから、Bちゃんは、ずっと私の布団に入っているということをしなくなった。たいてい(特に)私と夫の頭の間に陣取っていた(一応、Bちゃんの枕を夫と私の間に作ってやっていた)。そしてなぜか、夫がトイレに夜中起きたりすると、ついてきて、また寝るまで待っていたらしい。私の時はそういうことはなかったんだけど。 見張っていたのかな。いや、見守っていた・・・かな?
だから今年は何かが違うと、そう感じていた。私は「もうこの冬は越せないかも」とか、「夏までは持たないかも」などと口にしてはいたが、本当は、そんなことは恐くて認めてられなかった。

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